「民泊業界を変革しバイアスをなくす」VSbias代表・留田紫雲さん

民泊総合研究所を作った理由は?

(サイト: http://minpaku-soken.jp/
一言でいえば、「AllinBnB」で蓄積したデータの吐き出し口です。データを活用して、これから民泊を行う方や既に民泊を行っている方の参考となるような正しい情報を発信するための研究機関となります。

―具体的にデータをどう活用している?

例えば、宿泊人数や宿泊日数を地区毎に分析することできます。現在のデータを見ると、東京の物件に宿泊するゲストの平均宿泊日数は4.4日、宿泊人数は3.1人、全国だと3.9日、3.6人なので、東京に宿泊するゲストは、滞在期間が長く、宿泊人数は少ない傾向にあることがわかります。

また、東京においては、宿泊人数の57%が2〜3人なのに対して、供給側は45%しかなく、2〜3人部屋が足りていないと読み取れます。この様に、何人部屋が適正なのか、感覚でしか分からなかったことをデータで証明することができます。 

民泊新法など業界への考えは?

民泊新法ができた事自体はむしろ賛成です。旅館業法では民泊という文化を許容することができないからです。民泊文化の形成、秩序になる法律ができたということで、無秩序よりは良いのではないでしょうか。

―180日規制への考えは?
民泊新法は、特区民泊と違って、しっかり機能してほしいです。特区民泊は申請や許可をとるためのハードルが高いため、ほとんどの物件は許可を取らずに運営されています。

そういったなし崩しの状況が一番良くないのではないかと思います。旅館業の取得では消防法、建築基準法などが難しいので、ほとんど許可されません。ホスト側の負担が大きいかと思います。

今後のビジネス展開は?

基本的には「民泊新法」の流れの中で展開していきます。

宿泊者台帳の記録や、本人確認など民泊ホスト側の負担や面倒が増えるので、そういった業務を代行してくれるシステムの価値があがるのではないでしょうか。
システムの利用者が増えることでデータが蓄積され、データが蓄積されることで更にシステムの価値が上がり、将来的には不動産投資・融資など別の領域での活用も見えてくると思います。

―清掃の自動化についてどう考えている?
テクノロジーでそこまで変えれるかというと、難しいのではないでしょうか。あるとすれば、クラウドソーシングでしょうか。

また、物件ごとの特性や清掃クオリティの要望ニーズも変わってくるので、それぞれの地域に根ざした上で、高い質を担保する必要があります。

完全自動化が難しい一方で、逆にまだチャンスや課題があるかもしれません。

学生起業も経験しているが大学生へのメッセージは?

「資産を築く」ために時間を使うことが大事だと思います。

大学生には自由な時間がありますから、それを特に「信頼」という積み上げ型の無形資産を築くことに使えばいいと思います。

大学生に多いのは、就活に有利とか、時給が高いといった、短期的視点での行動が多くなってしまうことです。こういった行動は、一時的なキャッシュフローが良かったりしますが、長くは続かないし、辞めた後に何も残らなかったりします。

しかし、信頼といった資産は、積み上がるまでに時間がかかる一方で、その先の人生でずっと残り続けます。

こういった見えない資産に対して時間を使っている人は少ないのではないでしょうか。

一部の職人スキルを除き、ほとんどのスキルは時間が経つにつれて陳腐化して価値を失います。

60歳になった時に何が残っているかというと、コツコツと積み上げてきた信頼・人脈といった部分だと思うんです。

―具体的にはどうやって信頼を築けば良い?

常に、相手が期待する以上の成果を残すことだと思います。

期待値以下の結果であれば、信頼はされません。ちょっとだけでもいいから、相手の期待を上回る、それを続けていくことで信頼を勝ち取っていけるのだと思います。今やっている事業も、どんどん価値を高めていき、世の人の期待を超えるものにしていきたいと思います。今後、そういった事業を一緒に成長させていける人材を募集していきますので、興味のある方は是非ご応募ください。

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