「オンデーズを再生した社長が手がける新しい出張のカタチ」TripBiz代表・田中修治さん

「民泊大学」の講義が始まります。今回の教授はダイバージェント株式会社代表取締役の田中修治さんです。

田中さんは2008年、巨額の債務超過に陥って倒産寸前となっていたメガネチェーンの株式会社オンデーズから、個人で52%の第三者割当増資を引き受け、同社の代表取締役社長に就任。オンデーズは独自の経営手法により事業拡大と成長を続け、現在10ヶ国で約200店舗を展開しています。

そんな実業家として目覚ましい活躍している田中さんが新たに立ち上げた事業が、ビジネス出張者に特化した民泊プラットフォーム「TripBiz(トリップビズ)」です。

新たにダイバージェント株式会社を設立し、メガネチェーンとは全くの別分野である民泊ビジネスに参入する理由はいったい何なのでしょうか。今回も非常に面白い講義が聴けそうです!

「TripBiz(トリップビズ)」とは



「TripBiz(トリップビズ)」とは、日本で初めてビジネス出張者に特化した民泊プラットフォームです。

観光客ではなく、ビジネスマンをターゲットにしていることが特徴の一つです。ビジネスマンの出張や企業研修時に、空き部屋や空き家を一時社宅として活用してもらう仕組みです。

サイトURL:https://tripbiz.com/jp
Facebook:https://www.facebook.com/TripBiz/
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000017613.html

ホストにとっては、旅行者を民泊させるよりも安心・安全に空き部屋を有効活用することができると言えます。ビジネスマンは問題を起こせば会社に責任を問われる訳ですから、ホスト側にとっては安全性が担保されていると言えます。

また、旅行では同じ場所に2度宿泊することは少ないかと思いますが、ビジネス出張などでは “清潔感” や “立地” などが宿選びのポイントとして重視されます。そのビジネスマンに気に入られれば、同じ物件の「定期利用」が期待されます。ビジネスマンにとっても好都合です。

立上げた理由は?

私自身の出張経験から、ビジネスマン向けの民泊サービスがあれば面白いのではと思ったことが出発点です。着想したのは1年前くらいです。そして2016年12月からサービスの開発に取り掛かり、今年3月にリリースをしました。

オンデーズの店舗は日本全国に展開していることもあり、私はよく各地方に出張に行きます。オンデーズを始めたのが10年前ですが、当時のホテルの宿泊費は5,000円程度。しかし、現在は12,000円程度にまで高騰しています。大阪出張の際に飲みに誘われた時に、「今日は泊まろうか」と考えることもありますが、”1泊3万円” と思うと高いので、結局日帰りしてしまいます。

また、ある福岡出張の時にはちょうどアイドルのライブが開催されており、ホテルがどこもいっぱいでした。しかしふいに福岡の不動産屋で物件を調べてみると、博多駅徒歩5分の1LDKの家賃が54,000円だった。単純に1カ月の日数で割り算すると1泊の宿泊料金は1800円。「こんなに安いなら一つくらい社宅として借りようか?」と考えました。

そこで、つながったんです。

旅行者が増えてホテルが満室状態という一方で、博多の駅前のマンションですら家賃5万円でも埋まらない現状がある。ではビジネスマンは「民泊マンション」に宿泊すればよいのではないか、と。

「民泊の安全性」「ホテルの満室状態」「空き家問題」を考慮した中で、全ての問題を解決できるのはなにか?と考えた際に「ビジネスマン向けの民泊プラットホーム」をひらめきました。

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