【第3回講義】「地方で稼ぐ民泊のモデルとは?」大津山訓男さん

日本国内における民泊の将来性は?

スペイン第2の都市バルセロナ市を訪れる年間観光客は約3200万人で、日本の年間観光客数(約2400万人=2016年推計値)を超えています。地中海クルーズや民泊で長期滞在する観光客が多く、これらが観光収益全体の4割を支えていると言われています。

バルセロナ市の人口は160万人しかいません。福岡市と同じくらいの人口なのに凄いですね。このインバウンドの成功都市モデルであるバルセロナを、福岡市の高嶋市長もベンチマークしています。

また、福岡は日本最大のクルーズ滞在港ですが、バルセロナは地中海クルーズ船の入港は2400万人で福岡のおよそ10倍です。また、バルセロナではホテルの新規建設が歴史建造物など景観保護の観点から禁止されていることや、Airbnbのホストが約2万人(東京と同規模)であることなども、補足しておきます。

また地方においては、欧米人に人気の一軒家民泊やライドシェアなどを導入した活性化モデルも有効でしょう。九州では、民泊仲介世界大手のHomeAwayと連携をして、滞在先のオーナーが所有する車を活用したライドシェアを検討しています。

福岡市は昨年12月に旅館業法の規制緩和に取り組み、これらのライドシェアなどのシェリングエコノミー型サービスと組み合わせると、民泊事業を通じた地方活性化がより期待されるでしょう。

最後に、国の実証プロジェクトに採択されたキャンピングカーを活用したリゾートシーズン向けの民泊ビジネスを紹介します。
(参考:http://trust-hd.co.jp/_code/upload/pdfs/20170403170353.pdf

今後、民泊ホストの皆さんは、中国、韓国の短期滞在から、欧米人にどう長期滞在してもらうか。民泊の将来を考える上で、更には地方ならではのアクティピティを提供するか、非常に大事なポイントではないでしょうか。

編集部

第三回講義では “地方で稼ぐ” をテーマにお話いただきました。いかがでしたでしょうか。
不動産会社と連携して空き別荘を遠隔で運用する方法や、イベントに注目して長期滞在の訪日外国人を取り入れる方法は非常に参考になりました。今後も、色々な組み合わせを学び、上手に民泊運用をしていきたいですね!