【第5回講義】最終版「次世代の起業家とシェアリングエコノミー時代を目指す」国内最大級イベント『民泊EXPO』より

地産地消型民泊の推進による地域還元化の重要性
⇔箱根の5万円単価高級旅館自給率1割

例として、東京の奥座敷の箱根の最高級旅館で1泊5万円の宿での食事の場合では、魚は築地、野菜は地方名産地、使われる食材の高級志向の結果ほとんどが他府県産地となっています。箱根産の食材は1割にも満たず、箱根町に貢献度合が少ないため、結果的には箱根町の鰻屋や饅頭屋など過去の名店が次々廃業となっています。

対して、前回紹介した稼働率3割でも存続可能な複合型古民家の丹波篠山のNote社や地方再生の瀬戸内DMOのように、今後は地方の古民家再生宿が拠点になり得ます。今回は昨年外国人誘客で前年比1.69倍の伸びで全国1位となった瀬戸内の香川県の地区での地産地消の民泊から民旅ケースを紹介します。

瀬戸内DMOとHomeAway提携で注目の瀬戸内

高松へのLCCが週20便となり、深夜便ではないためにガイド付の民旅が可能であり、更には驚異的な不動産の低価格。そこに数多くの起業家がインバウンドに取り組み、素晴らしい民旅に取り組んでいます。今回は三豊市での事例です。

簡易宿所の取得に行政が協力的で市役所、県庁ともに移住組ホストに全国一優しい地区。

さらにリノベーションによってウッディ―ハウスを300万円で一軒家の簡易宿所コテージとして取得可能な感動的な地域です。「DEMI HOSE」の喜田さんと真鍋氏率いる「無双地図」など活躍する三豊市の起業家グループが下記を展開しています。

瀬戸内海を眺めて過ごせる燧 無双地図の真鍋氏
https://www.facebook.com/shakkei.hiuchi/?pnref=story/
綿会館だった建物を自社の資材でリノベーション -coton- 喜田氏
https://www.facebook.com/Coton-guest-house-214277478984030/?fref=ts/

ガイド付きツアーの造成/販売/人材育成事業や出張シェフ・地域食アテンダントの派遣/人材育成事業を行う地元のガイド会社を、星野リゾート軽井沢で10年ピッキオ(1億円規模のガイドサービス)経験者がIターンされ、更にケニア10年のサファリガイド女史などとチームを編成しています。瀬戸内を生かし、地元木材と地産地消ガイド&フードサービスを提供するロッジ
喜田氏のCootonハウス
地元スーパーに食材を学びながら購入し、その後海岸で釣りとBBQにて自然食品による地産地消を食し、交流する。  

高松市内でもバンカーOBがAirbnbスキルから簡易宿所と室内キャンプや映画館まであるセルフリノベによる遊び場のあるホテルを廃墟化するダウンタウンで再生化。今後ハイブリッド型地域拠点として近隣民泊やシェアハウスやイベントスペースを初期投資500万程度で実現できるDaisuke Uchidaさんの作品です。
瀬戸内離島再生活動も(自主映画)
以前訪れた福岡の糸島市や前回の佐賀県伊万里市での付加価値は地元産の魚介類とオフシーズンには牡蠣小屋など年間通じて四季折々の食材が価値化しています。以下の伊豆で推進している観光客数×消費単価×地域内調達率をKPI指標化して、宿泊事業者が率先して推進する事例を参考に掲載します。

伊豆の地産地消推進のKPI

福岡の糸島市の自給自足型シェアハウス

シェアリングエコノミーによる地域活性化には地元民との共生が必須

以下、不動産所有のシニア世代にとって次世代を委ねる高校生による地域活性化には好意的で、対してよそ者のよるシェアリングエコノミーの活動には批判的であり、内閣府推薦のシェアエコ伝道師(全国で5名)の一人が取り組んだ空き家率全国1位の熱海市で最近、下記のエピソードがありました。

熱海市海岸の市営駐車場でのキャンピングカー民泊による地域活性化提言への拒否運動

ATAMI2030運動で在京の起業家による熱海市活性化をシェアエコリーダーたちが活動しており、今回の下記提案に対して町内会説明会にて14人中13人が反対し、かつその後の市議会でも緊急公聴会が開かれ、その構想が挫折した経緯に学べます。要は地域に根を張り、町内会同意や地元民へのベネフットを理解いただくことが極めて重要です。

対して、高校生と大学生に民泊活用のハッカソンを行って見ると!

もう1名のシェアエコ伝道師の森戸氏の活動拠点の伊万里市(彼の父上が元地元高校校長)では、IOTやシェアエコの理解ある福岡の九州大学の学生インターシップによる地元高校生でのアイデアに思わず感動した提言が以下。伊万里の田舎の高校生と渋谷の高校生の民泊交換短期留学の提言が秀作。

普段は化粧厚い渋谷の高校生は伊万里ですっぴん生活を2週間の体験(付近の嬉野温泉の美肌の湯体験付きで)要は互いに故郷を離れて民泊体験をすることによりその地域の魅力を体感することの重要性を高校生から学びました。森戸氏の地元信頼感から継続してシェアエコの起業家育成コースをドローンやゲストハウス運営まで伊万里発で推進しています。

これら福岡糸島市、佐賀伊万里市、香川三豊市と僕の第2の故郷の伊豆 熱海、伊東市と今後連携しながら地方発地域再生による民旅インバウンド町興しを継続支援していきます。是非ほかの地域でも読んでいただければコミュニティー化とインバウンド起業を支援します。

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