「民泊業界、第2期黄金時代の始まり」 株式会社百戦錬磨の上山康博社長

民泊業界を見渡してあったらいいと思うサービスは?

ホテル・旅館業界の方々こそが、民泊サービス提供者になることです。施設運営者としてはもちろん、地域と旅行者の窓口としてチェックイン業務を行ったり、清掃業務などのリアルオペレーションを担うこともホスピタリティのプロである業界の方々だからこそ提供できるサービスもあると思います。そのほか旅行業全体では、“旅館”ビジネスは非常にチャンスを秘めています。課題が明確であるからこそ、ソリューションを求めているので、それだけ可能性があるということの裏返しです。インバウンドの地方への旅行需要の高まりを鑑みると、ニーズに合わせた切り口でサービス提供することが大切だと思います。根本的な考え方としては、狙い目は規制が厳しいところだと思っていて、厳しいからこそ既得権益者がいないわけです。かつ、その中で社会の流れを読んで長期的に緩和される見込みをあるところが絶好のビジネスチャンスです。民泊はまさにこれに当てはまると思っています。
民泊という業界に関しては、現段階での参入は最適なタイミングではないと思います。これからたくさんの大手企業が動いてくることは明確ですが、今年の年末から来年の年始にかけては、ヤミ民泊がリセットされる可能性が高いと思っているので、チャンスは充分残されていると思います。

民泊業界における「第2期黄金時代の始まり」。私はそう思っています。