「民泊新法で『合法民泊』と『ヤミ民泊』の二極化進む」吉田 楽さん

「民泊大学」の講義が始まりました。

今回の教授は吉田 楽さん。14件の民泊運営や2,500人以上が所属するFacebookグループの管理、ホスト間の交流の場であるinternational Bar Eight(以下、Bar 8)の運営をされています。

現在の事業内容は?

民泊ホストとして、沖縄・神戸・東京に計14部屋を運営しています。

また、民泊ホストのコミュニティづくりにも関わっていて、Facebookグループの「airbnb de おもてなし」や下北沢で「Bar 8」というairbnb関連事業者様やairbnbホストさん、ゲストさん、及び投資家の方々を繋ぐ役割を担った交流の場を提供しています。

民泊を知ったきっかけは?

4~5年前に知りました。ネットビジネスをやっていた大学の友人が「すごいのがある」と。それがAirbnb だった。当時は、違法だと聞いたのでやりませんでしたが、2015年に「Airbnb元年」などと言われ急速に伸びてきた流れを受けて、始めることにしました。

「airbnb de おもてなし」で工夫したことは?

「できるだけ毎日書くこと」「個性を出すこと」の2つを心がけています。

このFacebookグループは、2015年11月くらいに始めました。なんでも良いので、とにかく毎日記事を書くことを意識しています。

また、キュレーションも行っていましたが、大勢を集めるためには個性のある文章を書いていく必要があります。実はAirbnb・民泊を始める前は、アメブロを活用したECビジネスを行っていました。

しかし、民泊ビジネスの方がリアルな場で国籍を問わず様々な人に会えるので、こっちのほうが今は楽しいです。

物件の詳細について教えてください

沖縄が3部屋、神戸が10部屋、東京1部屋、トータル14部屋です。

沖縄は2016年の春。コミュニティーで知り合った友人たちや沖縄在住の起業家とレンタカーを借りて物件を回ったり、海沿いの3階建てairbnb物件に泊まりました。そこで、すごく気に入った物件が見つかり、15人の出資者を募って1人20万づつ出し「バケーションクラブ」という物件を、自分たちでDIYして完成させました。

コンセプトは「ワーケーション」です。働きながらバケーションするというスタイルですね。

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