「Airbnb運用代行のパイオニア」zens株式会社 代表取締役 町田龍馬さん

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運用代行を開始したのはいつ?

2014年8月からです。Airbnbホストの経験から、英語ができない不動産オーナーからのAirbnb運用代行ニーズがあるというのはわかったので、Facebookで募集してみたところ、やりたいという方がいて、最初は自分でメッセージやコンテンツ作り、清掃をしていく中でこれは大きな需要があるなと確信し、自身でホームページ作ったりアルバイトを採用を開始しました。

2014年8月時点では、アメリカには「Turnkey」という民泊運用代行会社がありましたが、まだ日本に民泊の運用代行というものは私の知る限りほとんど存在していませんでした。その後、サービスを日々改善をしていき、現在は従業員50名程度、Airbnb物件を全国で170件ほど管理しています。内装デザインからゲスト様の対応まで全て自社でサポートさせて頂いている事が功を奏したのか。レビュー獲得率や、スコアそのものも非常に高く頂いておりホスト、ゲストともにご満足頂けています。

模範とする企業がいない中、運用代行業はどのように展開していったのか?

最初は運用代行手数料30%で開始し、清掃費別、ハウスマニュアルのコンテンツは無料で提供するというスタンスでやっていました。

最初のお客さんはベンチャー企業の取締役の方で、恵比寿のマンションに住んでいるが、月の半分はベトナムに滞在しているので、不在時の自宅を有効活用したいという理由で申し込みいただきました。

そこから何もないところから、手探りで運用代行としての道筋を作り上げ今に至ります。

当時別の事業をしていたと思うがピボット時期は?

2013年9月に法人登記をしました。Facebook分析ツールを海外向けに作るところで、海外向け事業の補助金を獲得して法人登記が必要でした。

サービスをいざ作り出すと、Facebookエンジニアとの競争、資金力の問題がでてきて、相当ユニークなことをしないと厳しいということをやってみて初めて実感。こうしたこともあって、数ヶ月でこのサービスを止めました。

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