これから民泊ビジネスを始めようと思い立ったとき、考えなければいけないことの一つが、どこで民泊ビジネスを始めるかです。
この「どこか」を決める上で重要なポイントとなってくるのが物件選びです。この記事では主に、民泊ビジネスを始めようと思ったホストの方々向けに、物件選びのポイントの一つである「転貸許可物件」について説明をしていきたいと思います。
民泊ビジネスを始めようと思ったときに必要なことの一つである物件選び。この物件を選ぶ際には、物件の所有者やアパート・マンションの管理組合が、転貸(てんたい)を認めている「転貸許可物件」を選ぶ必要があります。簡単に言えば、転貸とは又貸しのことです。
転貸許可物件以外で民泊ビジネスを始めてしまうと、のちのち物件の所有者(オーナー)とトラブルになることも多く、転貸許可物件で民泊ビジネスを開始することが賢明です。
一方で、転貸許可物件は全国的に見ても数は決して多いわけではありません。それでは、どのように転貸許可物件を探せばよいのでしょうか。
実は民泊が日本国内でも盛り上がりを見せるようになってから、この転貸許可物件を主に掲載したウェブサイトが登場しております。では実際に転貸許可物件を掲載したウェブサイトを紹介していきたいと思います。
ただし、これらのウェブサイトに掲載されている転貸許可物件は、旅館業法や特区民泊における営業許可を得ている物件、というわけではありませんので、ご注意下さい。
国内最大級の掲載数「民泊物件.com」
民泊物件.com(https://minpaku-bukken.com/)は民泊向けに転貸許可が出た物件の情報のみを掲載しているウェブサイトです。国内最大級の掲載物件数を誇っているとされています。
無料でも利用が可能ですが、プレミアム会員登録(1カ月980円)をすると、無料会員に先駆けて非公開物件情報を見るとことができます。民泊物件.comのウェブサイト内の情報では、良い物件は1日以内に72%が成約し、一般の目に触れることも少ない状況である、と説明してあります。
物件を検索するには、主に次の3つの方法があります。
- 住所・駅名から物件を検索
- 地図から探す
- 新着から探す
では実際に民泊に利用できる転貸許可物件を検索していってみましょう。今回はトップページ上部の検索窓から転貸可能物件を検索する「住所・駅名から物件を検索」で試してみます。
「東京都」と入力して検索ボタンをクリックすると、都内にある転貸可能物件が所在地を示した地図付きで表示されます。
掲載されている情報は、家賃・管理費、市木賃・礼金、間取り・広さ、築年数などのほか、民泊実績がこれまでにあるかないかや、部屋のファシリティについての情報、交通機関情報、周辺地区情報などで、気に入れば掲載元の不動産会社に問い合わせをすることができる仕組みになっています。
そのほか、想定民泊収入も掲載されており、実際に民泊ビジネスを始めた際の参考にもできます。
よりよい転貸許可物件をいち早く探すためには「新着から探す」も便利です。
東京・大阪・名古屋などは「booken.jp」
booken.jp(http://booken.jp/)も、不動産オーナーから転貸許可を得た転貸許可物件だけを掲載しているウェブサイトです。
トップページを開くと、東京・大阪・名古屋をはじめとした全国の転貸許可物件の新着物件のほか、booken.jpのスタッフおすすめの転貸許可物件の一覧が表示されています。
各転貸許可物件をクリックすると、賃料(会員登録後に表示、facebookでもログイン可能)、敷金・礼金、交通アクセス、所在地、築年数、契約面積、間取りなどが表示されます。
物件の設備内容も詳しく書かれているほか、契約手数料や現在の物件の状況などについても説明がされています。booken.jpでは手数料については、手数料の有無・金額が物件ごとに異なっています。
ウェブサイト内での転貸許可物件の自分の閲覧履歴も確認することができ、効率良く転貸許可物件を検索することができると言えるでしょう。
カテゴリ分けも充実の「民泊賃貸」
民泊賃貸(http://airbnb-minpaku.com/)も、民泊での転貸許可物件を掲載しているウェブサイトです。東京・福岡・北海道・沖縄・広島などにある物件が広く掲載してあります。
トップページでは「東京」「大阪」「京都」「福岡」「沖縄」「神奈川」などにおける新薬物件が一覧表示されているほか、「法人可能物件」「一戸建て家主特集」「1棟持ち家主特集」などともカテゴリ分けもされて転貸許可物件を掲載してあります。
周辺の観光地写真も掲載の「MINCOLLE」
続いて紹介するのはMINCOLLE(http://share.mousousakusen.com/minpaku/)です。
民泊向けの転貸許可物件を掲載しており、部屋や周辺の観光地の写真を確認しながら転貸許可物件の詳細を調べることができます。
また、姉妹サイトのSHARECOLLE(http://share.mousousakusen.com/sharehouse/)ではルームシェアやゲストハウスを営業することができる物件も紹介しています。
この記事では4つのウェブサイトを紹介してきました。
民泊を始める際にまず検討しないといけないことの一つが、どの転貸許可物件でビジネスを開始するかということです。ビジネスを拡大されるホストの方々も、これらのウェブサイトで最新情報を確認することが良い物件選びのポイントとなるでしょう。