寺社に泊まる「テラハク」、民泊大手Airbnbと業務提携 琵琶湖望む名刹「三井寺」の参加決定 全国寺社観光協会が企画監修

全国の寺や神社を宿泊・体験施設として提供・掲載する「テラハク」(terahaku.jp)が、民泊仲介世界大手「Airbnb」との業務提携の覚書を締結した。

テラハクは株式会社和空(本社・大阪府大阪市/代表取締役・田代忍)が運営しており、住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行する2018年6月から本格的に運営をスタートする。掲載するお寺や神社をはAirbnbも掲載され、世界から広く集客するほか、和空とAirbnbでのサービスの共同開発も視野に入れている。

和空は寺社を文化的宿泊体験施設として提供することで、地域の魅力発信や交流促進、地域創生の一助となることも目指す。既に日本天台三本山の一つである天台寺門宗総本山園城寺「三井寺」(滋賀県大津市)の参加も決まっている。三井寺は琵琶湖を一望する名刹として知られる。

報道発表で和空はテラハクに関して、「お寺のお堂や仏像、庭園、四季折々の自然や景観、さまざまな修行体験や文化体験、ご住職や地元の方々との対話や交流、近隣の名所旧跡や地域の魅力など、日本の文化にじっくりゆっくりふれる絶好の機会となることでしょう」とコメントを添えている。

株式会社和空は2015年4月設立。テラハクのサービスサイトは一般社団法人「全国寺社観光協会」が企画監修として携わっている。