Airbnb、体験サービス拡大で発表続々 ゲスト急増の福岡で提供スタート 「人」を通じて原宿カルチャーも発信

民泊仲介世界最大手Airbnb(本社・アメリカ)が、体験(トリップ)サービスの提供を加速させている。19日には関東・関西地域以外では初となる福岡での提供・募集を開始したほか、アソビシステム株式会社(本社・東京都渋谷区)との提携により「人」を通じた原宿カルチャーの体験サービスも提供する。

Airbnbは2018年2月下旬から3月にかけて、日本を含む世界各国で体験サービスの提供エリア拡大やカテゴリの充実などを発表していた。日本ではこれまで、関東エリアでは東京都と神奈川県、千葉県、埼玉県、関西エリアでは大阪府と京都府、奈良県、兵庫県、滋賀県の9都府県で体験サービスの募集を開始している。

福岡の体験サービス提供は関東・関西を除いたエリアで初めて。福岡へのAirbnbゲストは昨年比で74%増となっており、Airbnb Japan株式会社の田邉泰之代表取締役は「九州を牽引する経済に加え、豊かな自然や食文化として魅力溢れる福岡にも、『体験』サービスを拡大することで、地元の人が主役になるさらに豊かな旅のお手伝いができることを大変嬉しく思う」としている。体験サービスを通じた商店街活性化の取り組みも進める。

原宿カルチャーに関連した体験サービスの提供では、アソビシステム株式会社と連携して進める。「人」を通じた原宿カルチャーの体験サービスを第1弾として、今後は日本のさまざまな地域の文化や魅力を開拓し、日本国内外に発信していきたい考え。

既にアクセサリー作りやファッション体験、着物を着ての神社参拝などの体験メニューで募集を開始しており、モデルやアパレルブランドのディレクターを務める女性などがナビゲーターとして活躍する。

●Airbnb、新たに福岡での「体験」サービスを開始。商店街活性化のモデルケース作りの試みも始動|Airbnbニュースルーム
●地域コミュニティと連携した日本の魅力の更なる発信に向けて|Airbnb

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