民泊向けを含む宿泊予約サイトを一元管理できる「TEMAIRAZU」シリーズと民泊・簡易宿所向けの宿泊管理システム「innto」がシステム連携することが23日、明らかになった。
TEMAIRAZUシリーズを提供する手間いらず株式会社(本社・東京都渋谷区/代表取締役・渡邉哲男)と、USEN-NEXTグループでinntoを運営する株式会社アルメックス(本社・東京都港区/代表取締役・馬淵将平)がシステム提携で合意。inntoを利用している宿泊施設は、TEMAIRAZUでの空室在庫の一元管理が可能となり、業務の効率化が見込める。
TEMAIRAZUシリーズは、複数の宿泊予約サイトの一元管理や予約情報の高速取得、イールドマネジメント(収益最大化)機能などを備えたASPシステム。現在、国内系予約サイトでは楽天トラベルやじゃらん.net、るるぶトラベルなど、国際系予約サイトなどではBooking.comやagoda、Expedia、Airbnb、AsiaYoなどのほか、複数の自社ホームページ用宿泊予約システムとも連動が可能だ。
●手間いらず株式会社 サイトコントローラー チャネルマネージャー 複数の宿泊予約サイトを一元管理|外部リンク
株式会社アルメックスが提供するinntoはクラウド型の宿泊管理システムで、直感的に操作しやすい画面設計のわかりやすさなどが特徴。サポート体制も充実させているほか、小規模事業者でも導入しやすい価格帯で利用者を増やしてきた。宿泊施設がinntoを利用すると、予約や販売価格、空室数などの客室情報や予約情報を一元管理できる。チェックインやチェックアウトなどのフロント業務もサポートする。
●innto イントゥ|ホステル・カプセル・ホテル向け宿泊管理システム(PMS)|外部リンク
手間いらずは同日、株式会社タップ(本社・東京都江東区/代表取締役会長・林悦男)が提供する宿泊管理システム「accommod」とのシステム連携を開始したことも発表している。
accommodは小規模宿泊施設に特化したホテルシステムで、施設の魅力や地域文化を最大限に発信することを重視して開発されている。報道発表で手間いらず株式会社は「accommodを利用している宿泊施設はTEMAIRAZUシリーズと平行して利用することで、在庫の一元管理が可能となり業務の効率化が図れます」としている。
●小規模宿泊施設向けホテルシステム accommod -アコモド -|外部リンク