中華圏特化型宿泊予約サイト「宿日家(スーリージャー)」を運営する株式会社GKS.com(本社・広島県広島市/代表取締役・徳田隆)は、中国から日本への訪日旅行や民泊を含む宿泊の促進に一層力を入れる。
同社は18日、格安航空(LCC)や旅行会社などを傘下に持つ中国・春秋グループの春秋投資日本株式会社(本社・東京都墨田区/代表取締役・陸榮華)と、訪日旅行者の促進と民泊などの宿泊施設の開発を共同で推進する業務提携に基本合意し、上海で調印式を行った。
今回の業務提携により、①春秋航空チケットと日本の宿をセットで販売(宿泊単独販売も含め)②中国市場ニーズに合わせた民泊施設を開発③中国市場ニーズを捉えた訪日旅行商品の開発④中国国内における日本の宿や地域の魅力の発信—などを共同で進める。
宿日家(https://surijia.com)は「日本の魅力をもっと伝えたい」をコンセプトに2017年9月にオープンし、現在は1200物件を有する。現在は機能の充実や掲載施設の拡充を進めている。そのほか、シェアハウスとして利用されていた物件で旅館業認可取得して旅館業運営を行うなど、宿泊事業も展開している。
株式会社GKS.comは民泊大学の取材に対し、「今後はオンラインとオフラインの2軸で調整を行い、中国から日本への訪日旅行の促進や民泊をはじめ宿泊市場の促進を行ってまいりたいと考えております」と語った上で、東京や大阪の大都市圏における春秋航空との宿泊施設の開発に意欲を示した。
日本政府観光庁(JNTO)によると、2017年の訪日外国人旅行者数は前年比19.3%増の2869万人と過去最高を記録した。首位は中国からの736万人で、韓国714万人、台湾456万人、香港223万人と続く。