国籍別の民泊利用率、豪州30.1%で首位 全国籍平均は11.6% 観光庁2018年1〜3月期調査

観光庁が18日に発表した2018年1〜3月期の訪日外国人消費動向調査で、国籍別の民泊利用率で最も高かったのはオーストラリアの30.1%だったことが明らかになった。全国籍の平均は11.6%で、オーストラリアは平均の3倍近くの割合を示したことになる。

今回発表した調査では訪日外国人を対象に、利用した宿泊施設について①ホテル(洋室中心)②旅館(和室中心)③自己所有の別荘・コンドミニアム④学校の寮・会社所有の宿泊施設⑤親族・知人宅⑥ユースホステル・ゲストハウス⑦カプセルホテル⑧有料での住宅宿泊(Airbnb、自在客など)⑨その他—の9項目から複数回答を得た。

回答数の合計は1万257件。このうち⑧の「有料での住宅宿泊(Airbnb, 自在客など)」と回答があったのは972件で11.6%。オーストラリアに続き、マレーシアが22.8%、インドネシアが20.4%、フランスが19.9%、スペインが16.4%、フィリピンが13.6%、アメリカ11.9%と続いた。

平均以下では、イタリアが11.1%、中国が10.7%、台湾が10.5%、カナダが8.8%、ドイツが7.5%、タイが6.1%、シンガポールが9.9%、ベトナムが4.9%、インドが4.6%、ロシアが3.6%と並んだ。