民泊・バケーションレンタル世界大手のホームアウェイ(本社:米テキサス州/代表者:John Kim)は5月12日、年間490万人のインバウンド旅行者が訪問する福岡ともう1地域への観光ルートを振興するプロジェクト「福岡プラス1」を開始したことを発表した。
報道発表によると同プロジェクトは、民泊・バケーションレンタルを含むシェアリングビジネスを活用し、九州の地方都市への観光誘致を目的としたもの。将来の事業化も視野に入れているという。九州シェアリングエコノミー協会(所在地:福岡県福岡市/代表者:森戸裕一)と協力してプロジェクトを進める。
福岡プラス1プロジェクトの対象は、福岡県(福岡市、福津市、糸島市)と佐賀県(伊万里市、唐津市、有田町)。ホームアウェイは対象地域の認知度を高めるためにマーケティング活動を展開し、対象地域において民泊・バケーションレンタル物件の獲得を九州シェアリングエコノミー推進協会と共同で進める。モニター100組による滞在実験を予定しているという。
報道発表によれば、佐賀県の糸島市と伊万里市、有田町で「ライドシェア&ステイ」実証実験を既に開始した。この実証実験では、最寄りの空港・駅からの「ラストワンマイル」の送迎を宿泊施設とセットにして提供する。