不動産業の株式会社宅都ホールディングス(本社:大阪府大阪市/代表取締役社長:太田卓利)は、住宅宿泊事業法(民泊新法)と改正旅館業法の6月15日施行に合わせ、民泊事業に本格参入する。
同社は5月17日、同日付で新築の簡易宿所型民泊施設「TAKUTO STAY堺筋本町」(9階建・全13室)を大阪市中央区にオープンしたことを発表した。地下鉄堺筋線「堺筋本町駅」12番出口から徒歩5分の立地だ。
賃貸物件として運用想定していた建物を簡易宿所として申請していることもあり、全室にキッチンや浴室・洗面所などがある。訪日外国人観光客の家族や団体利用も見込んだ最大5名収容の約44~55㎡(シングル・ダブル)の客室を有しているほか、最上階はルーフバルコニーも備えたメゾネットタイプで、最大7人が宿泊できるという。
宿泊価格は1室単位ごとで、シングル・ダブルタイプが1泊12,500円から、メゾネットタイプが1泊15,000円から。オープンから1カ月は両室とも1泊10,800円からで提供する。
将来的にはスマートキー(電子鍵)やチェックイン用のタブレット端末などを使い、無人チェックイン運用も実現する。緊急時の初動対応用に警備会社との契約を結び、セキュリティ面にも配慮している。
今年で設立20年目を迎える宅都ホールディングスは、大阪府と東京都を中心に賃貸マンションの募集・管理のほか、収益不動産の開発や売買も手掛けている。2018年3月時点の賃貸住宅管理戸数は全国で約24,000戸。大阪を中心に賃貸仲介店31店舗を運営している。
■「TAKUTO STAY堺筋本町」施設概要
施設名称:TAKUTO STAY堺筋本町
所在地:大阪府大阪市中央区瓦町1丁目
交通アクセス:地下鉄堺筋線「堺筋本町駅」12番出口より徒歩5分
構造・規模:鉄筋コンクリート造/地上9階 客室数13部屋、キッチン、バス、トイレ全室完備・インターネット利用無料(Wi-Fi)
施設運営代行:株式会社宅都ホールディングス
WEBサイト:http://takuto-stay.com/cms/performance/takuto-stay-sakaisujihommachi/