Airbnbとホスト、キラウエア火山噴火で被災者に住宅を無償提供 11人が協力申し出


噴火が続く米ハワイ州のキラウエア火山。民泊仲介世界大手のAirbnb(エアビーアンドビー)はこのほど、Airbnbのホストに協力を呼び掛け、避難住民に無料で部屋を貸し出しする取り組みをホストと協力して開始した。

5月23日時点で11人のホストが無料支援に協力している。無料で宿泊できる対象者はキラウエア火山の噴火で被災した人と災害救助隊。無料提供は6月1日まで実施する。

Airbnb公式サイトの専用ページ(https://airbnb.com/welcome/evacuees/bigisland)で協力ホストの募集と対象者からの宿泊予約を行っている。ホストは無償で予約を受け付ける形で参加し、1回あたりの最大宿泊可能日数などはホスト側が管理する。

今回の災害でホストが部屋を無償提供する取り組みは、Airbnbとホストが共同で取り組む「オープンホーム」プログラムの一環。竜巻や森林火災、洪水などで住む場所を失った人に空き部屋を開放する取り組みだ。

現地メディアの報道などによれば、キラウエア火山の噴火による避難民は現在2000人以上。そのうち、約300人が3つのシェルターに分かれて避難しており、ほかの人たちはホテルや旅館、友人宅などに宿泊しているという。