
外電などが7月3日までに報じたところによると、民泊仲介世界大手Airbnb(本社:米サンフランシスコ)のブライアン・チェスキー最高経営責任者(CEO)が2019年中旬から遅くても2020年後半に新規株式公開(IPO)を実施することを明言した模様だ。
一部では2019年6月30日にIPOを実施するとの情報も流れている。Airbnbは上場前である2016年下半期に既に黒字化を達成しているが、IPOによってさらに資金基盤を強化したい考えとみられる。
Airbnbの最新の推定評価額は310億ドル(約3兆4000億円)とみられている(時価総額10億ドル以上であるが上場していないユニコーン企業の中で、2017年11月時点で世界のトップ5に入っている。首位はライドシェア大手の米ウーバー・テクノロジーズで約680億ドル)。
AirbnbのIPO実施をめぐってはこれまでにもさまざまな報道がされてきた。2018年5月にはIPOをする可能性についてテレビ番組で言及したものの、「(IPOを)しない可能性もある」としていた。外電などの報道によると、チェスキーCEOはIPO実施の意思を今回は明確にした上で、経営陣の刷新についても進めることも明言しているという。