暴君?英雄? 民泊規制の陳情突っぱねる 英国の地方議員「我々は市民に民泊を奨励すべき」

我々は市民に民泊を奨励すべきだ——。ロンドン西部のアクスブリッジ地区で議員らによる会合で、議会に届いた民泊規制に対する陳情を参加議員らが突っぱねた。

会合は7月16日に開催された。陳情は「アクスブリッジでは賃貸物件が不足していて、物件を購入する余裕がない層が困っている。その原因はAirbnbが人気だからだ」という趣旨のもの。さらにAirbnb社からは5000ドル(約55万円)のライセンス料を支払わせることと、1泊あたり1ドルの税を徴収することも求めた。

この陳情に対し議員らは「アクスブリッジ地区では(ホームステイ型の)寝室の貸し出しが多い」としていて賃貸物件の不足などの悪影響は出ていないこと強調。規制は必要がないことを示唆した。

さらに「観光はアクスブリッジ地区にとって重要で、ホテルやモーテルの建設もすぐには進まない」と指摘。その上で「市民にこうしたモデル(Airbnb)に参加するよう、我々は奨励すべきなのである」と語ったという。