鎌倉時代に建てられた建長寺の境内に、古民家改装民泊施設「清風楼」が開業 VSbiasが管理

鎌倉時代の建長5年(1253年)に創建された禅宗寺院「建長寺」(神奈川県鎌倉市)の境内に、住宅宿泊事業法(民泊新法)届出を終えた一棟貸し切りの邸宅「鎌倉・清風楼」が8月6日に開業する。株式会社VSbias(本社:東京都港区/代表取締役社長:留田紫雲)が管理業者として、同邸宅の運営を行う。

建長寺は高い格式の「鎌倉五山」の第1位に位置付けられ、「建長寺境内」は国の史跡にも指定されている。鎌倉市によると建長寺は、鎌倉で人気の観光・史跡部門トップ5の一つに数えられているという。

清風楼は境内の古民家を改装する形で開業する。「禅と向き合う」を一つのテーマにしており、1日1組限定で受け入れを行い、よりプライベートに配慮して「セルフチェックイン」方式を採用する。施設の周辺には自然が広がり、庭園や縁側などがあることも特徴だ。

VSbias社は株式会社メタップスのグループ会社で、宿泊施設の開業・運営の支援を手掛けている。留田社長は、不動産開発会社で外国人向け賃貸事業や簡易宿所(旅館業法)事業の立ち上げ責任者を経験した後、2015年に同社を設立した。