連携は海を越えて AirHost PMSとAirXpressが特別パッケージ提供 ホテルや旅館など向けに民泊大手Airbnbでの販売支援サービス

宿泊施設のクラウド型管理ツール「AirHost PMS」を提供する2015年創業の合同会社エアホスト(本社:神奈川県川崎市/代表:尾畠隆志)は8月10日、カンボジアに本社を置くSpaciaNet社(本社:プノンペン/代表:青木渉)と、宿泊施設向けに特別パッケージの提供を開始した。

SpaciaNet社は民泊メール代行サービス「AirXpress」を2015年から提供している。両社はAirHost PMSとAirXpressの両サービスを組み合わせ、ホテルや旅館などが民泊仲介世界大手Airbnbで販売開始できるよう、支援サービスを提供する。

報道発表でエアホスト社は、Airbnbがホテル系予約サイトと異なり、ゲストとのメッセージ交換が頻繁に必要であることに触れ、「人手不足が懸念されているホテル・旅館業界ではAirbnbでの集客に踏み出せない宿泊施設も多くある」と指摘している。

特別パッケージは、ゲストのメッセージ対応を一括請け負いできることや、宿泊施設の運営作業を自動化し、効率化できることが特徴。発表では、Airbnbの予約だけではなく、施設全体の運営費を削減できることができるとしている。

AirHost PMSなどの導入実績は現在8000部屋で、SpaciaNet社の運用実績は3200部屋。住宅宿泊事業法(民泊新法)や特区民泊、旅館業法(簡易宿所)などと施設側の運営枠組みも多様化する中、今回の海を越えた連携に注目していきたい。