住宅宿泊事業法(民泊新法)が今年6月に施行され、日本でも民泊が解禁された。シェアリングエコノミーの代表格として、カーシェアなどと並んでその可能性に注目が集まっている。
民泊はAirbnbなどの民泊仲介サイトを通じたC2C(個人間取引)サービスだ。そのため、個人の評価システムを備えることが肝となり、それによってサービスの提供者も利用者も安心して利用できるよう工夫されている。
そんな中、相乗りサービスの男性運転手が女性運転手を強姦して殺害するという事件が中国で最近発生した。この会社では今年5月にも同様の事件が起き、利用者の反発からサービスの停止を一時停止する状況となっている。
こうしたことも背景に、いまアメリカでは女性向けの相乗りサービスが人気を集めつつある。運転手の性別を選べるため、女性同士でサービスを完結させることでより安全度を増そうという発想だ。
民泊ではどうか。女性ホストが女性ゲストだけを受け入れる選択できれば、何かのリスクの軽減に結びつくだろうか。女性ゲストは女性ホストを自ら選べるので、あまり関係なさそうだが。
女性による女性のための民泊も、今後誕生するのだろうか?