歴史ある古民家を宿泊施設に…楽天LIFULL STAYとホームアウェイ、茨城県古河市などと連携事業

世界最大級のバケーションレンタルサイト「ホームアウェイ」と楽天LIFULL STAY株式会社は、東京都内から電車で約1時間の茨城県西端に位置する古河市と茨城県古民家再生協会と連携し、古河市の古民家などの歴史的建造物を活用した観光産業の活性化事業に乗り出す。

4者は10月9日に「古河市における歴史的建築物活用に関する協力協定」を締結。①歴史的建築物の情報共有に関すること②歴史的建築物の保存・活用に関すること③歴史的建築物を活用した観光振興に関すること④歴史的建築物を活用した地域活性化に関すること—などで協力していくことを確認した。

まず4者は事業の第1弾として、市内にある築144年の古民家を宿泊施設として運営するプロジェクトを進める。同物件は東京ドーム2個分に相当する敷地の中にある。2020年ごろにバケーションレンタル用に改装する予定だ。楽天LIFULL STAYは開業支援や運用代行を担当し、ホームアウェイと楽天LIFULL STAYの両社で集客を行う。

ホームアウェイと全国古民家再生協会、楽天LIFULL STAYの3者は2018年6月に、古民家の利活用と地域活性化などに関して業務提携をしていた。発表によればこの取り組みに古河市が賛同し、今回の4者連携に至ったという。

古河市は人口約14万人。かつては宿場町として栄えたことから、多くの歴史遺産を市内に有している。万葉集にも登場する歴史ある地域で、「小京都」とも呼ばれている。