銀座の中銀カプセルタワービル、民泊から賃貸借へ 保存・再生事業の一環で「マンスリーカプセル」事業、賃料12万円

東京・銀座にある世界初のカプセル型集合住宅「中銀カプセルタワービル」が、ビルの1室を1カ月から賃貸可能な「マンスリーカプセル」事業を10月22日に開始する。

同ビルは2015年まではAirbnbを活用した民泊で盛んに利用されていたが、管理組合が民泊を禁止したという経緯がある。マンスリーカプセル事業では賃貸借契約を結ぶ形でサービスを提供する。

中銀カプセルタワービルは建築家・黒川紀章氏が設計したメタボリズム建築の代表作。現在、「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」がこの建築物を後世に引き継いでいくことを目的として、新たな使い方などを提案している。

発表によれば、株式会社良品計画(東京都豊島区、代表取締役社長 松﨑曉)が展開する無印良品にてカプセル内のインテリアをコーディネートした。

マンスリーカプセルの賃料は12万円(敷金・礼金なし/電気、水道料金込み)で、備品として、デスクや椅子、シングルベッド、エアコンなどが備え付けられている。詳しくは公式サイト(https://www.nakagincapsuletower.com/)も参照。