JR四国、Airbnbと業務提携 宿泊施設の集客や体験コンテンツ共同開発 まず第1弾は徳島県の宿泊施設で

JR四国は10月29日、米民泊仲介大手Airbnbの日本法人「Airbnb Japan」と包括的業務提携に関する覚書を締結したことを発表した。まず第1弾として、JR四国が徳島県三好市にオープンする宿泊施設の集客や体験コンテンツの共同開発などを進める。

JR四国は鉄道事業のほか、旅館業やホテル事業、マンション事業などにも積極姿勢を示している。新たにオープンさせる宿泊施設は「4S STAY阿波池田駅前」(客室数5室)で、酒造り体験や着付け、茶道、街歩きなどの体験コンテンツも順次開発してAirbnbに掲載していくという。

JR四国はまた、Airbnb Partnersへの参画も予定している。Airbnb Partnersは、日本に根ざした民泊の発展やシェアリングエコノミー(共有経済)ビジネスの拡充に向けて取り組むアライアンス組織。

報道発表では「両社はより多くの観光客に四国エリアを旅行していただくため、地域の空き物件等を活用した宿泊施設および体験プログラムの共同開発を実施するとともに、宿泊及び体験ホストへの支援を実施してまいります」としている。

11月17日は新規オープンする4S STAY阿波池田駅前で四国の観光開発に関するイベントを開催する。