民泊仲介世界大手Airbnbと無料のクラウド型サイトコントローラー「ねっぱん!」の連携が11月8日までにスタートした。ねっぱん!を運営する株式会社クリップス(本社:新潟県新潟市/代表取締役:阿部広則)が発表した。
Airbnbに掲載している「旅館」「オーベルジュ」「町屋」「ゲストハウス」は、ねっぱん!と連携することが可能。「特区民泊」や「住宅宿泊事業法(民泊新法)」の施設、「チェーンホテル」「ビジネスホテル」「カプセルホテル」「ドミトリー形式の施設」は連携の対象外となる。ねっぱん!の主な機能は下記の通り。
- 在庫管理機能(客室の在庫設定、客室やプランの手仕舞い設定など)
- 予約管理機能(予約詳細情報の自動取得、表示、各種印刷、CSV出力、PMS自動連携など)
- 料金管理機能(プラン料金の一括設定、シーズナリティの設定など)
- 分析レポート機能(入込状況表、販売分析表、ブッキングカーブ、プラン別分析レポートなど)
- その他の機能(予約情報の自動印刷機能、予約サイトログイン機能、各種メール通知機能など)
発表によれば、Airbnbとの連携開始によってねっぱん!がサービス連携している宿泊予約サイトは合計で71サイトになった。同社は「民泊新法の施行、旅館業法の規制緩和、2020年の東京オリンピックおよびインバウンド需要の増加などを背景に、宿泊業界の競争激化が見込まれるなか、中小規模宿泊施設の競争力強化に貢献できるものと考えております」としている。
ねっぱん!とAirbnbを接続するときの接続設定料は有料となるが、2018年12月20日までに申し込みした場合には無料となるキャンペーンを行っている。