Booking.com、民泊含む宿泊施設パートナー向けに5つの新たなツール 米ラスベガスで発表 予約受け入れ条件など細かく設定可能に

新ツールについて語るBooking.comのオリヴィエ・グレミヨン氏(ホーム部門担当バイスプレジデント)

米ラスベガスでこのほど開催されたバケーションレンタル・マネジメント協会(VRMA)国際会議において、宿泊予約サイト世界大手Booking.comが民泊などを含む短期貸し出しパートナー向けに、新ツールの発表を行った。

新ツールは①グループコネクト②一括ツール③ゲストマネジメント④プロフィール⑤コネクティビティ——の5つとなっている。

「グループコネクト」ではゲストへのメッセージの定型文と自動送信機能を設定でき、「時間の節約と業務の効率化が図れる」という。「一括ツール」は所有する全施設に対しての一括設定などを想定したもので、キャンセルポリシーやハウスルール、プロモーションの設定などが対象となる。

「ゲスト・マネジメント」では、予約の必要条件を細かく設定することができる。発表によれば、「電話番号や住所が認証済みか」「Booking.com経由での宿泊実績があるか」などを設定できるようだ。

「プロフィール」では宿泊施設や周辺エリアについての特徴もアピールすることができ、「コネクティビティ」ではBooking.comにさまざまなデバイスを使ってよりアクセスしやすいようにするなどする。

Booking.comのオリヴィエ・グレミヨン氏(ホーム部門担当バイスプレジデント)は「長年にわたって関係を築いてきた宿泊施設のオーナーからの意見は、我々が新しいサービスやプロダクトを形成するために必要不可欠」と強調。その上で「彼らの収益増加に直結するためのプロダクトを構築するために、テクノロジーとマーケティング、インフラストラクチャーに投資しています」としている。