滞在日数が長いほどホステルや民泊の利用増 韓国・台湾・中国からの旅行者対象に調査 日本政策金融公庫総合研究所

滞在日数が長いほど、ホステルや民泊の利用が増える——。日本政策金融公庫総合研究所はこのほど、韓国、台湾、中国の20〜49歳の男女を対象に実施した「訪日旅行に関するアンケート」の結果を発表した。

発表によれば、この3カ国からの訪日外国人旅行者全体では、ホステルを利用した人は25.6%、民泊を利用した人は17.9%に留まったが、日本に7泊以上滞在する人に限ってはホステルの利用割合は49.1%、民泊の利用割合は31.4%まで増加した。

旅行支出額に関して言えば、台湾と中国からの旅行者はホステルや民泊を利用した人の方が、ホステルや民泊を利用しなかった人よりも旅行中の支出額が多かった。例えば中国においては、滞在中に85万円以上を出費した人は両施設を利用しなかった人の場合は6.5%だったが、両施設を利用した人では47.7%にも上っている。

ちなみに、訪問先や宿泊する施設を選ぶ際に、韓国は「個人のブログ」(約37%)を参考にしていることが多く、中国は「口コミサイト」(約20%)と「個人のSNS」(約17%)が多かった。台湾は「家族や有人の推薦」(約17%)で決める人も多かった。

日本政策金融公庫総合研究所が発表した「訪日旅行に関するアンケート」の結果の概要は「https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/sme_findings181015.pdf」から閲覧が可能。

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