みずほ銀、邦銀初の民泊向け住宅ローン 「自己居住部分50%以上」など条件 Airbnbのデザイン公認住宅「ORANGE DOOR」購入向け

みずほ銀行(頭取:藤原弘治)は11月29日、民泊事業の運営を前提とした住宅購入ローンの取り扱いを邦銀として日本で初めて開始したと発表した。

米民泊仲介世界最大手Airbnbの公認デザイン住宅「ORANGE DOOR」を販売する株式会社オープンハウス(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:荒井正昭)と協業し、住宅ローンを開発した。

ORANGE DOORを購入する際に今回取り扱いを開始した住宅ローンを利用できるという。発表によれば、「自己居住部分の床面積が全体の50%以上であれば、宿泊事業に活用するスペース部分も含めて、住宅ローンとして支援させていただくもの」(みずほ銀行)としている。

ORANGE DOORは住宅宿泊事業法(民泊新法)に対応しており、オープンハウス社とAirbnb、デザイン会社の株式会社オレンジ・アンド・パートナーズ(本社:東京都港区/代表取締役社長:小山薫堂)が提携して共同開発を行っている。

オープンハウス社は11月29日に東京都荒川区の西日暮里でORANGE DOORの第1弾を販売開始したことを発表している。第1弾の物件は木造3階建てで延床面積は112㎡。販売価格は7389万円。

ホストとゲスト用に専用玄関が用意されており、積極的な交流が行われつつも、セキュリティとプライバシーの確保が両立するようデザインされているようだ。