観光客の荷物、「預けたい」「預かりたい」「運びたい」企業・人を結ぶ 京都市でTOUR BASE誕生、5社が出資

観光物流プラットフォームに5社が共同出資——。ツアーベース株式会社が資本金1億円で京都府京都市を拠点に12月3日に創業した。観光客の荷物の預かり・運搬などを主とする「TOUR BASE」の運営を手掛け、通販代行や両替、通訳手配、着物 ・ Wi-Fiルーター・自転車レンタルなどの提供も行っていくという。

出資したのは、株式会社ビジョン、株式会社和心、株式会社エボラブルアジア、株式会社きゅうべえ、バリューマネジメント株式会社。報道発表ではツアーベース株式会社について「『観光物流プラットフォーム』として『ツアー(観光)』の『ベース(拠点)』を目指します」と説明されている。

発表では日本国内の状況について、訪日観光客が増える一方でコインロッカー不足など観光中の荷物に関する問題が多くあると指摘。現状、こうした状況の中で荷物を預けたいという需要は多く存在しており、観光中の荷物預かり事業会社が注目されていると説明している。

観光物流プラットフォーム「TOUR BASE」では、観光客など荷物を預けたい人や運んでほしい人と、ホテルや旅館、配送店などの荷物を預かりたい企業・人、酒屋や学生、主婦などの荷物を運びたい企業・人の3者を結ぶという。