北海道倶知安町、消費税みたいな定率制で宿泊税導入 素泊まり料金の2%、民泊含む

札幌市から車で西に約2時間の場所に位置し、羊蹄山でも有名な北海道倶知安町(人口約1万5000人)が、全国で初めて「定率制」の宿泊税を導入する。来年下旬ごろから、宿泊税として素泊まり料金の2%を宿泊客から徴収する。

宿泊税は東京都や大阪府などで導入されているが、いずれも「10,000円以上15,000円未満は100円、15,000円以上は200円」(東京都の例)などと一定の宿泊料金幅に対して固定額を課税している形態だ。倶知安町は例えるなら「消費税」のように、どんな料金に対しても一定の割合で税金が課税される。

宿泊税は民泊を含む宿泊施設に泊まる客から徴収する。施設側が客から宿泊税を受け取り、特別徴収義務者として代行して納税を行う。修学旅行生の宿泊は宿泊税の課税対象とならない。

徴収した宿泊税は観光客の受け入れ環境の整備などの費用に充てられる予定。