行政書士の石井くるみ氏(日本橋くるみ行政書士事務所)の2018年4月発売の単行本『民泊のすべて〜旅館業・特区民泊・住宅宿泊事業の制度と合法化実務』が、日本不動産学会(所在地:東京都千代田/会長:原科幸彦)の2017年度「著作賞(実務部門)」を受賞した。
日本不動産学会は1984年に設立された学術団体で、不動産関連の研究や教育の促進などに取り組んでいる。学術講演会やシンポジウムの開催、機関誌の刊行のほか、学会賞や業績賞の表彰なども行っている。
『民泊のすべて』は住宅宿泊事業法(民泊新法)だけではなく、旅館業法上の民泊や特区民泊、イベント民泊、農家民宿などについても網羅的に緻密に説明されていることも評価された。
建築基準法や消防法などの規制も図表を使うなどして分かりやすく解説されており、行政書士などだけではなく、民泊ホストや研究者、自治体職員でも読みやすいように仕上がっていることも高い評価を得た。
『民泊のすべて』は全6章構成で、第1章は「民泊の基礎知識」、第2章は「旅館業法」、第3章は「国家戦略特別区域法に基づく外国人滞在施設経営事業(特区民泊)」、第4章は「住宅宿泊事業法」、第5章は「民泊合法化の実務」、第6章は「民泊と地方創生」。全193ページ。大成出版社。
詳しくはアマゾン内での「民泊のすべて」も参照。