観光庁は1月18日、主要旅行業者の旅行取扱状況の2018年11月分の速報を発表した。海外旅行、外国人旅行(インバウンド旅行)、国内旅行を合わせた総取扱額は前年同月比102.8%の4766億円となった。
海外旅行は前年同月比105.1%の1797億円、外国人旅行は同114.0%の221億円、国内旅行は同100.6%の2747億円だった。伸び率ではインバウンドが伸びているものの、取扱額では依然として国内旅行が占める割合は半分以上に上っている。
外国人旅行について観光庁は「欧米豪市場を中心に堅調に推移」と分析。その上で「団体の取扱いが多くなり、総取扱額は前年同月と比べ増加した」としている。国内旅行では「北海道での『ふっこう割』や西日本での『ふっこう周遊割』の効果等により回復基調となった」としている。
旅行業者別の取扱額ランキング
この調査は毎月発表されるもので、旅行業者別の取り扱い状況についても公表している。
2018年11月分で総取扱額で首位はJTB(12社計)で前年同月比99.7%の1523億円で、KNT-CTホールディングス(13社計)が同102.7%の471億円、日本旅行が同106.8%の411億円、HIS(6社計)は同108.9%の386億円となっている。
詳しい数字は「観光庁:主要旅行業者の旅行取扱状況速報 (平成30年11月分) 」から確認できる。
*1 日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱いを指します。
*2 JTBの12社内取引を相殺し、合計したものです。 ※JTB12社・・・(株)JTB、(株)JTBグローバルマーケティング&トラベル、(株)JTB沖縄、(株)JTB京阪トラベル、(株)PTS、(株)エイ・ビー・アイ、(株)JTBメディアリテーリング、(株)JTBグランドツアー&サービス、(株)朝日旅行、(株)JTBビジネストラベルソリューションズ、(株)JTBガイアレック、(株)トラベルプラザインターナショナル
*3 KNT-CTホールディングスの13社内取引を相殺し、合計したものです。 ※KNT-CTホールディングス13社・・・クラブツーリズム(株)、(株)近畿日本ツーリスト北海道、(株)近畿日本ツーリスト東北、(株)近畿日本ツーリスト関東、(株)近畿日本ツーリスト首都圏、(株)近畿日本ツーリスト中部、(株)近畿日本ツーリスト関西、 (株)近畿日本ツーリスト中国四国、 (株)近畿日本ツーリスト九州、 (株)近畿日本ツーリストコーポレートビジネス、(株)KNT-CTグローバルトラベル、(株)KNT-CTウエブトラベル、(株)ユナイテッドツアーズ
*4 エイチ・アイ・エスの6社内取引を相殺し、合計したものです。 ※エイチ・アイ・エス6社・・・(株)エイチ・アイ・エス、(株)オリオンツアー、(株)クオリタ、(株)クルーズプラネット、(株)ジャパンホリデートラベル、(株)ミキ・ツーリスト
*5 阪急交通社の3社内取引を相殺し、合計したものです。 ※阪急交通社3社・・・(株)阪急交通社、(株)阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナル(株)
*6 エボラブルアジアの平成30年4月分及び5月分取引額は、以下4社の実績合計です。平成30年6月分以降の取引額は、4社内取引を相殺し、合計したものです。 ※エボラブルアジア4社・・・(株)エボラブルアジア、(株)エアトリ(旧(株)DeNAトラベル)、(株)エヌズ・エンタ-プライズ、(株)東京マスターズ