IoT鍵受け渡し端末「Keycafe Smartbox」を運営・販売するカナダ・バンクーバーのスタートアップ企業キーカフェ社(2013年創業)は1月21日、トヨタ自動車などが出資する「未来創生2号ファンド」などからの資金調達を発表した。
資金調達額は未発表。キーカフェのアジア太平洋地域代表・日本法人社長である小河内亮氏は「未来創生2号ファンドからの出資により、多様な事業者様により使いやすいサービス・端末の開発、および世界展開を加速します」としている。
キーカフェはAirbnbなどの民泊ホストとゲストの鍵の受け渡しにも利用されており、住宅宿泊事業法(民泊新法)で求められる本人確認や宿泊台帳にも対応しているのが特徴。
キーカフェは現在、北米やヨーロッパ、アジアなど世界800カ都市以上でこの端末を運営・販売しており、日本でも東京や大阪、福岡、那覇などのコンビニやカフェ計45カ所で展開されている。
未来創生2号ファンドは2018年7月末に、トヨタや三井住友銀行などを出資を受けて設立された。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」「電動化」「新素材」などを投資対象の中核事業に据えている。