政府が2018年12月に閣議決定した2019年度の観光庁予算について、民泊に関連する部分を振り返っておこう。
予算の総額は665億9600万円で、このうち民泊は1億9300万円だ。民泊分野での使われ方は①民泊制度運営システムの運用等(民泊制度運用システムの運用・コールセンターの運営)②違法民泊の排除等の促進——の2点となっている。
②の違法民泊の排除等の促進については、「海外無登録仲介サイト」(どのサイトのこと?)における掲載物件情報を収集し、そこに掲載されている住宅の情報を一覧化し、違法性が疑われる物件を抽出するという流れのようだ。
この取り組みでは、まず1年目にシステムの設計・開発をし、テストをしてシステムを構築するところまで進める。2年目はシステムの運用を開始するという流れだ。
ちなみに、2018年度の民泊関連予算額は1億900万円だった。つまり2019年度予算は前年比で77%増になる。あと、予算資料は2018年度はA4タテで作られているが、2019年度はA4ヨコで作られている。