車中泊スポットのシェアサービス「Carstay」本格稼働へ 26歳宮下代表のスタートアップが発表

Carstay株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役:宮下晃樹)は1月30日から、車中泊やテント泊向けに駐車場や空き地を貸し出すシェアリングサービス「Carstay」を本格稼働させる。

日本語のほか、訪日客向けに英語版でもサービスを提供する。空き地や駐車場の所有者が同サービスに登録するための必要条件は「車1台分のスペースに年に1度泊まれ、24時間使えるトイレが500メートル以内にあること」とされている。

ユーザーは希望するスポットを検索・予約でき、クレジットカードで決済を行う。取引終了後には評価も行える仕組み。空き家の所有者と利用者は設備の破損や利用中の怪我、利用者同士のトラブルなどに対応する「車中泊保険」を付保することが可能。

同社は5年後に100万人の登録会員を目指す。まずは東京オリンピックが開催される2020年までに1000カ所の登録を目標としており、長野県や山梨県などの自治体との協力も進んでいるという。

現在はウェブサイトでの利用になるが、今年夏からはiOSとアンドロイド用のスマートフォン向けアプリも公開する予定。

Carstay株式会社は2018年6月設立のスタートアップで、宮下代表は現在26歳だ。慶應義塾大学を卒業後、有限責任監査法人トーマツでベンチャー支援業務に従事したあと、2016年に公認会計士として独立。その後、NPO法人SAMURAI MEETUPSを創業するなど、インバウンド誘致を通じた地域振興を推進してきた。