1日6時間程度「お手伝い」をしてもらう代わりに「宿泊場所」を提供する——。こんな仕組みを取り入れたプラットフォーム「RONIN BANK」(https://www.roninbank.jp/)の提供が2月19日、開始された。新たなシェアリングエコノミー系サービスとして話題を呼びそうだ。
報道発表によれば、スキルを提供する「RONIN」と「主人(ホスト)」の間ではお金のやりとりはない。「RONIN」になりたい人はプラットフォーム側に年間登録費用を3000円、「主人」になるには年間登録費用5000円を支払う形だという。
「RONIN」になるには特に条件はなく、18歳以上であれば良いという。宿泊の受け入れ側となる「主人」になる施設には、旅館業や住宅宿泊事業法(民泊新法)で営業許可を得ていることが一つの条件。
報道発表ではお手伝い内容について、農作業や掃除、建物や備品などの修理・補修、プログラミング、ホームページ作成、接客などを例として挙げており、RONINの人に対しては「与えられた仕事をこなすだけでなく、『手伝えることは何でもする』前向きな姿勢で取り組んでください」と呼び掛けている。
このような「お手伝い」に注目したサービスとしては、農場と旅行者をつなぐ無料滞在プラットフォーム「WWOOF(ウーフー)」などもある。今回登場したプラットフォームの運営会社は発表されていないが、報道発表の主体は宮城県柴田町に所在する「一般社団法人かかしの一本足かえるのあぐら」となっている。