民泊仲介世界大手の米Airbnbは3月12日までに、ぎりぎりな時間帯でのホテルの直前予約にも強みを持つサービスを開発する米HotelTonight社(2010年設立)の買収で合意したと発表した。
HotelTonightは独立系ホテルやブティックホテルに特化して直前即時予約が可能なサービスを提供してきた。こうしたサービスを可能にしているのは、HotelTonight側がホテル側と良好な関係を構築しており、独自のノウハウがあるからだという。
Airbnbは報道発表で「Airbnbのプラットフォームにさらにブティックホテルが加わることによって、あらゆるゲストに、地元ならではの特有な体験を提供するというAirbnbのコミットメントに貢献する」と説明している。
つまりHotelTonightの買収によって、AirbnbのユーザーはこれからはHotelTonightが扱ってきたホテル物件も予約できるようになる。Airbnbでは既にブティックホテルの掲載自体は既に開始されており、今回の買収によってより掲載数を増やすことになる。報道発表ではブッキングホテルの2018年の予約数は2017年比で3倍となっている。
HotelTonightのサム・シャンクCEO兼共同創業者(Twitterアカウント:https://twitter.com/samshank)は「今回Airbnbと合併することで世界中のゲストにこのサービスをお届けできることを嬉しく思う」としている。