予約サイトコントローラーとしては大手サービスである「ねっぱん!」の有料化まで、いよいよ3カ月とあと少しに迫った。これまでは無料サービスだったが、今年の7月1日から有料版として提供されることとなる。
無料のねっぱん!は2013年2月にローンチされてから、楽天トラベルやBooking.comなどのホテル予約サイトのほか、Airbnbなどの民泊予約サイトもまとめて管理できるようになり、旅館業法施設だけではなく、今では民泊施設の運営者で利用する人も少なくない。
この無料のねっぱん!の後継サービスとして始まるのが「「ねっぱん!サイトコントローラー++(プラスプラス)」で、料金は初期設定料が5万円、月額利用料が5室以下の施設が5000円、6室以上の施設が8000円となっている。
そのほか、現地トレーニングオプションやPMS(ホテル会計システム)連携オプション、レベニューマネージメントシステム連携オプションなども有料で用意されている。
■「さらなる投資が必要」
運営会社の株式会社クリップス(本社:新潟市)は「インバウンド需要を背景とした外資系OTAの急速な拡大と技術進展に対応するため、開発スピードのアップやサポート体制の充実が急務であり、さらなる投資が必要と考えております」と報道発表で述べている。
ねっぱん!++ではノーショー対策などの8つの新機能・サービスを、2019年内に順次提供していく予定だという。