楽天トラベルとブッキングドットコム、エクスペディアの運営会社の関係先を、公正取引委員会が4月10日、独占禁止法違反(不公正な取引方法)容疑で立ち入り検査したことが分かった。
報道などによれば、3社はそれぞれほかの予約サイトよりも宿泊価格を安くしないよう、契約先の宿泊施設などに求めていた疑いがある。また掲載部屋数(在庫数)に関してもほかの予約サイトよりも少なくしないよう求めていた疑いがある。
こうした点は同法における禁止事項である「拘束条件付き取引」に該当する可能性があり、公正取引委員会は今後宿泊施設側との契約内容に関する資料やデータを確認し、違法性が無かったか詳しく調べる。