Booking.com Japanが設立10周年を迎え、日本国内における掲載室数は94万室、民泊室数は4万6000室を超えていることが発表された。同社は日本において民泊関連事業にも力を入れており、住宅宿泊協会(JAVR)の理事にも就任している。
同社は設立10周年に合わせ、「過去10年間で宿泊予約が飛躍的に伸びた都市トップ5」も発表している。「訪日外国人旅行者」部門では仙台市が1位で、由布市、福岡市、金沢市、大阪市と続いた。「日本人旅行者」部門では川崎市が首位で、その後は松本市、大阪市、新潟市、宇都宮市と続いた。
世界においても日本への注目度は高まっているといい、Booking.comは「2009年時にはトップ10圏外だった世界の旅行先ランキングでは、徐々に順位を上げ、227の国と地域の中で日本は2016年より3年連続第8位と、世界中でも人気の旅行先となっています」としている。
2018年4月から展開している体験予約サービス「ブッキング・エクスペリエンス」の拡充も発表した。これまで日本国内では東京と大阪、京都と展開してきたが、沖縄県もサービス提供エリアとすることを明らかにしている。
Booking.comのオセアニア・北アジア統括ディレクターであるアダム・ブラウンステイン氏は「今後、日本では大きな国際的スポーツの大会もあり、インバウンドも含め日本国内での宿泊需要が増える」と強調。その上で、「国内観光をさらに活性化する一助となるべく、旅の思い出作りのパートナーとして、より良いサービスを皆様にご提供して参ります」としている。