宿泊予約サイトBooking.comの日本法人ブッキング・ドットコム・ジャパン(本社:東京都港区)は4月22日、ホストとゲストの距離感に関する調査結果を発表した。同社はまず、民泊市場が拡大しており、「ホスト」として旅行者を受け入れる人が増えていると指摘。その上で調査結果に触れている。
調査によれば、ホストとの直接のやり取りを「チェックイン時とチェックアウト時にだけでよい」と感じているゲストは、世界では36%、日本では47%に上っているという。
また「2019年はオーナーやマネージャーと直接コミュニケーションが取れる宿泊施設に滞在する予定だ」と答えた人の割合は、世界では69%だったが、日本では22%に留まった。日本について報道発表では「宿泊施設のオーナーとのコミュニケーションをあまり重要視していないことが判明しました」と分析している。
そのほか、「宿泊施設のホストが提供してくれたサービスのおかげで、より良い旅行になった」と答えた人は、世界では63%、日本では47%だったという。報道発表では「ホストのおもてなしが旅行に影響を与えることが明らかとなりました」としている。
さらに「ホストにまた会うことを旅の目的としている」と答えた人は、世界では51%、日本ではその半分以下の21%だった。報道発表では日本について「世界と比べて少ないものの、ホスト目的で宿泊先を選んでいる旅行者がいることが判明しました」としている。