民泊仲介世界最大手の米Airbnbは5月15日、同社としては初のポストとなる「最高トラスト責任者(CTO)」を設置し、初代CTOに元FBI(連邦捜査局)副局長のショーン・ジョイス氏が就任したことを発表した。
CTOは主にAirbnbのプラットフォームにおける信頼性や安全性、プライバシー保護に関する取り組みの強化などを主導する。ID認証や評判、詐欺の防止、法令遵守などに関することも業務範囲だという。
Airbnbは報道発表で「ジョイスは最高トラスト責任者として、Airbnbが永続的に世界で最も信頼されるコミュニティであり続けるための施策を策定し実行していきます」としている。
ジョイス氏はFBIで26年間勤務し、その中で海外75拠点を担当する海外オペレーション部門を統括していた経験も持つ。Airbnbに参画する前の前職はPwC(プライスウォーターハウスクーパース)。
Airbnbでの勤務開始は5月17日からで、現COO(最高経営責任者)のベリンダ・ジョンソン氏直下に配属される形となるという。