QRを読み込むだけでIoT製品をスマート化!新技術「QR-Link」、賃貸物件やホテル・民泊向けに リンクジャパン社が発表

QRコードを読み込むだけで、賃貸物件や客室に設置されているスマートロックやIoTリモコンなどのIoT製品の一括操作・管理を可能にする「QR-Link」という技術が登場した。開発したのは、2014年設立のIoT専門企業「株式会社リンクジャパン」(本社:東京都港区/代表取締役:河千泰進一)だ。

発表によれば、この技術の特徴としては「難解な設定不要のQRコード発行・管理システム」「QRコードを読み込むだけでIoT製品の操作が即時可能」「初期化も再度QRコード読み込むだけで完了」の3つが挙げられるという。

「賃貸物件」や「ホテルや民泊」における導入・使用フローとしては、それぞれ下記のように説明している。

▼賃貸物件 導入・使用フロー
(1) 簡単なペアリング設定
(2) 各居室ごとにQRコード発行
(3) スマホ専用アプリで(2)のQRコードを読み込む。
(4) IoT製品の初期設定完了→IoT製品、即操作可能
(5) 退去時は、(2)のQRコードを再度読み込むだけで、初期化完了。

▼ホテルや民泊の客室 導入・使用フロー
(1) 簡単なペアリング設定
(2) 各客室ごとにQRコードを発行
(3) 宿泊者はスマホのWEBブラウザを使い、(2)のQRコードを読み込む。
→IoT製品、即操作可能。

開発の背景について同社は、賃貸物件ではIoT製品を導入しても設定がやや煩雑で利用に結びついていないことや、ホテルや民泊では「宿泊」という一時的な利用のため、アプリインストールを煩わしく思われて利用まで至らないことがあることを説明している。