民泊仲介世界大手のAirbnbと不動産仲介事業などを展開するハウスドゥは、マンスリーと民泊の併用での運用を効率化するためのシステムの開発に乗り出す。開発後は物件オーナー向けに同システムを提供し、収益を高めることに寄与したい考えだ。
この取り組みは、Airbnbとハウスドゥ、民泊運営のワンストップサービスを提供するエアトリステイの3者の包括的業務提携に関する発表の中で明らかにされた。エアトリステイは実際の空き家の民泊運用を担うスキームのようだ。
マンスリーと民泊の併用は「二毛作」とも呼ばれ、1年間の営業日数上限が180日となっている住宅宿泊事業法(民泊新法)においては、物件オーナーの収益化を進めるための選択肢の一つとされている。
民泊仲介事業を展開するAirbnbがこの併用活用に包括的業務提携を通じて具体的に関わることは注目すべき点であると言え、今後具体的にどのようなシステムが構築されていくのか、注目が集まる。
今回はあくまでハウスドゥの加盟店向けのサービスだが、いつかはAirbnbサイトのホスト向けダッシュボードに「マンスリーで貸す」というリンクができるかもしれない!?——ということを感じさせるトピックスだ。