空き家物件の購入価格を100円または100万円に設定する「100均物件」とし、「ガラクタ」と「誰か」をマッチングするプラットフォームを開設する——。こんな興味深い報道発表があった。
発表したのは、タイニーハウスなどに関するメディア運営などを手掛けるYADOKARI株式会社(本社:神奈川県横浜市)。空き家プラットフォームを運営する株式会社あきやカンパニーと連携し、新たなプラットフォーム「空き家ゲートウェイ」を同日に開設したという。
公式サイト:https://akiya-gateway.com/
7月1日現在、公式サイトから「100均物件一覧」のリンクを開くと、2件の100円物件がヒットする。北軽井沢で改修済みの物件と宮城県の山麓にある築40年の平屋建て物件だ。
■2030年には2000万戸まで増える空き家
YADOKARI社は総務省統計局の「平成30年住宅・土地統計調査」の数字を引用し、現在は846万戸の空き家が2030年には2000万戸にまで増えると説明している。
その上で、「空き家ゲートウェイ」というプラットフォームについて、「カリアゲJAPAN×YADOKARIで、新たに価値のないと思われている物件等含めて、全国の空き家を圧倒的に網羅・紹介し、使いたい人をマッチングするプラットフォームです」と説明している。
公式サイト内には物件査定ページ「カンタンゲートウェイ」が設けられており、空き家の所有者などが保有する物件を同プラットフォームに掲載できる可能性をすぐ知ることができるようにしている。