業界トップシェアの「ねっぱん」が遂に有料化への移行完了 8つの新機能とは? クラウド型サイトコントローラー

業界トップシェアとされるクラウド型サイトコントローラー「ねっぱん!」が7月1日、「ねっぱん!++」に移行した。無料版から有料版に変わった形だが、「サンクスメール」など新たに機能が追加されており、その概要はぜひ知っておきたいところだ。

今後追加予定を含む新機能は下記の8つとなっている。

  • ノーショー対策
  • プラン一括登録(2019年秋リリース予定)
  • プラン自動延長(2019年秋リリース予定)
  • サンクスメール
  • 本部機能の強化(2019年秋リリース予定)
  • サポート時間の延長
  • 月イチ勉強会の開催
  • ねっぱん!操作代行サービス

サンクスメールは予約時、宿泊前、宿泊後のタイミングで自動送信されるメールを設定でき、OTA(海外旅行サイト)に合わせてメッセージの内容を変更することもできる。ノーショー対策としては「現地決済しか対応していない予約サイトに対して事前決済が実現できるようになります」と説明している。

管理画面も大幅に変更された。主要な機能としては下記が紹介されている。

  • 在庫管理機能(客室の在庫設定、客室やプランの手仕舞い設定など)
  • 予約管理機能(予約詳細情報の自動取得、表示、各種印刷、CSV出力、PMS自動連携*など)
  • 料金管理機能(プラン料金の一括設定、シーズナリティの設定など)
  • 分析レポート機能(入込状況表、販売分析表、ブッキングカーブ、プラン別分析レポートなど)
  • その他の機能(予約情報の自動印刷機能、予約サイトログイン機能、各種メール通知機能など)
    *有料オプション機能

運営会社の株式会社クリップス(本社:新潟県新潟市/代表取締役:阿部広則)はシステムの有料化については「宿泊業界の環境変化に対応しサイトコントローラーとしての役割をさらに進化させる必要があるため」と説明している。

有料版の初期設定料は5万円で、月額利用料は5室以下が月5000円、6室以上が月8000円となっている。