無人セルフチェックインサービス「ABCチェックイン」や民泊ニュースサイト「民泊大学」を手掛ける株式会社チャプターエイト(本社:東京都渋谷区/代表取締役:高野勇斗)はこのほど、無人運営の民泊施設やゲストハウスや小規模ホテルを対象に、本人確認方法に関するアンケート調査を実施した。
アンケートは質問に回答する形で実施され、まず回答者が運営する宿泊施設がそれぞれ適用している法律については、旅館業法が45.7%で最も多く、住宅宿泊事業法(民泊新法)が38.3%、特区民泊が16.0%だった。
「どの自治体の条例の元で運用されていますか?」(複数回答可)という質問では、大阪市と京都市がともに14.5%と最も多かったが、東京都は各市区を合計するとこの両市を上回った。札幌と福岡市はそれぞれ5.8%だった。
本人確認時におけるチェックインタブレットを使っていると答えた人は19.8%、使っていないと答えた人は80.2%に上った。
またチェックインタブレットを使っていないと答えた人には、本人確認の方法と宿泊者名簿の作成について追加質問した。その結果、本人確認については「ゲストがチェックイン時にのみ立ち会う」が49.4%で最も多く、宿泊者名簿の作成については「事前に情報をもらっている」が33.3%でそれぞれ最も多かった。
チェックインタブレットを使っている人と答えた人についても本人確認の方法を聞き、「ビデオ通話」が7.4%で、「その他(写真や動画)」が18.5%だった。
また「宿泊者が外国人で、パスポートの写真と宿泊者が違う場合はどうしますか?」という質問では、「入室を拒否する」が56.8%、「受け入れる」が43.2%だった。
またアンケート調査ではチェックイン業務に関するさまざまな意見も寄せられた。以下、寄せられた内容を列挙する。
- 横須賀市では自筆で宿泊者名簿記載を求めているため、チェックインタブレットは使用できないので、自治体を説得する資料が欲しいです。
- 住所を記入してもらう時にどこまで正確性があるか判断できない。例 「中国 上海」しか書かれていない。
- 名古屋市は管理事務所での運用の場合、24時間2人体制で監視が必要とあるが現実的には必要ないかと思います。運用に見合った緩和措置を求めます。
- 動画の必要性はなく、写真でも同様に証拠になるので、動画の規制緩和をお願いしたい。
- 既存チェックイン 形式上 行っていることかと思う 顔認証可能な防犯カメラが入り口部分にあれば
- 何故こんな中途半端なアナログな本人確認やしっかりしたレギュレーションが無いのにい各々のが独自にチェックインの仕様を決めているのかも分かりません。本人確認などの認証システムは入国の際にするべきです。日本人は本人確認が無いのに外国人はチェックイン時にパスポートの提示をするのもナンセンスですね。
- 要件緩和を希望
- タブレットが活用できると便利そうですね。
- 宿泊名簿をサイト上で記入できるようにして欲しい。
- 私は、本来はNGですが、現地で本人確認をしておらず、予約後にネット上のフォームで宿泊者情報を登録してもらっています。登録がないと暗証番号を伝えないようにしています。パスポートは番号だけの登録で、写真はもらっていません。現状そのままを報告します。
- ゲストが使いやすいUI、事前の名簿入力フォームとの連動(チェックイン前に入力していれば現地入力不要)、オペレーターが予約情報をいちいち入力しなくてよい このあたりの機能がほしいです!
- 訪日外国人へ、日本では本人確認必要な旨のオフィシャルな周知
- 京都市も使用できますか?
- OTA又は入国時の情報と連携する仕組みの構築が必須だと思います
- チェックイン時に立ち会わないと不安
- チェックイン時間が曖昧で待たせられる時があり、ゲストがストレス無く入力出来る無人チェックイン端末が有れば魅力的です。
- 法的に必要な宿泊名簿作成や本人確認の変更によるコスト削減(例:外国人は旅券のコピーにより宿泊名簿の作成を不要にする。日本人は写真付きID共有で宿泊名簿作成を不要にするなど)
- チェックインプロセスが1人あたり30秒以内で終わるシステムがあれば導入する
- 私やっているフローとしては、①事前にパスポート写真と、ゲスト情報をメッセージで送ってもらう②チェックイン時の本人確認は、基本していないという感じです。
- 価格が手ごろで使用しやすいチェックイン機器を引き続き探しています。
- 名前がし管理業者が必要かとホストがしっかりと管理していれば良いと思う。名前がしの管理はおかしいと思う。
- 新規物件を企画中で最新システムを知りたい
- 京都市への交渉窓口のチームを作って交渉したいなぁ
【7月29日(月)東京開催】民泊カンファレンス「民泊経験を生かして全国に個性的な宿泊施設を作る〜クラウドファンディングスペシャル〜」