民泊予約サイトAirbnbでゲストがオーバーステイした場合、オーバーステイ分の宿泊料金の請求については、どのように考えれば良いのだろうか?
この点については、Airbnbのサービス利用規約(全文)に記載があるので、その内容を紹介する。サービス利用規約の中での該当箇所は「8.2 宿泊施設の予約」だ。以下、全文を引用して掲載する。
8.2 宿泊施設の予約
8.2.1 お客様は、本泊施設の予約(以下「宿泊施設予約」といいます)が、滞在期間中、宿泊施設に入り、占有し及び使用するためにホストがお客様に付与した限定的な権利であることを理解し、ホストは、当該期間中も、お客様とホストとの間の契約に従い、(適用法令によって認められる場合及び範囲において)お客様とホストとの間の契約に従い宿泊施設に立ち入る権利を保持します。
8.2.2 お客様は、ホストがリスティングにおいて定めたチェックアウト時間又はお客様とホストの双方で合意したその他の時間までに宿泊施設から退出することについても同意するものとします。お客様がホストの同意を得ることなく、合意したチェックアウト時間を過ぎても滞在する場合(以下「オーバーステイ」といいます)には、お客様はもはや宿泊施設内に滞在する権利を有しておらず、ホストは適用法令に従った方法でお客様を退去させる権利を有することになります。また、お客様は、ホストが要求する場合、ホストが被った迷惑を補填するために、お客様がオーバーステイした24時間毎(又はその一部)に、お客様が当初支払ったリスティング料金の1泊当たりの平均宿泊料金の2倍を上限とする追加の1泊当たりの宿泊料金に加え、すべての適用あるゲスト料、税金及びホストがお客様を退去させるために負担した法的費用(以下、総称して「オーバーステイ料金」といいます)を支払うことについて同意するものとします。その後の予約に影響を与えないチェックアウト日における遅れたチェックアウトの場合のオーバーステイ料金は、かかるオーバーステイによりホストが被った追加費用に限定される場合があります。宿泊施設にオーバーステイする場合、お客様はAirbnbに対し、(Airbnb Paymentsを通じて)オーバーステイ料金の回収を行うことを許可するものとします。ホストから要請があれば、ゲストのオーバーステイによって支払うべきオーバーステイ料金に本保証金が充当されます。
記載されている内容をざっくり要約するのであれば、ゲストがホストとの合意なくチェックアウト時間を超えてオーバーステイした場合、最大で平均的な宿泊料金の2倍の額などを請求できるということのようだ。
またその請求においては「お客様はAirbnbに対し、(Airbnb Paymentsを通じて)オーバーステイ料金の回収を行うことを許可するものとします」としている。以上、ゲストのオーバーステイが起きたときの参考にしてほしい。