宿泊税、福岡県が50円、北九州市が150円を徴収 トップ会談で合意

福岡県が50円、北九州市が150円——。宿泊料が2万円以下の場合における宿泊税の徴収税額について、福岡県の小川洋知事と北九州市の北橋健治市長がトップ会談を行い、この額で合意した。

当初は県が100円、北九州市も100円という形で調整が進んだが、徴収業務を北九州市側が担うことなどを条件に、市側の徴税割合を増やした形だ。

福岡県ではこれまでに、県と福岡市も「50円:150円」の割合で決まっている。福岡県における北九州市と福岡市以外では、県が一律200円を課税・徴収する形態をとる。

今後は県議会と北九州市の市議会でそれぞれ議論され、総務相の合意などを経て、導入の流れとなる。導入は来年4月となる見込みだ。

宿泊税をめぐっては、北海道と札幌市もともに宿泊税の導入を検討しており、今回の福岡県の事例が参考にされる可能性も高そうだ。