民泊最大手Airbnb、ラグビーW杯のイベント民泊で東大阪市と覚書

民泊仲介世界大手の米Airbnbは8月27日までに、国際的なスポーツイベントと言える「ラグビーワールドカップ2019」を契機とした観光振興に関する事業の実施で、大阪府の東大阪市(市長:野田義和)と覚書を結んだことを明らかにした。

東大阪市では9月の22日と28日、10月の3日と13日にラグビーワールドカップ2019の試合が行われる。同市はこれに合わせて試合前後の日程でイベント民泊を実施することを決めており、Airbnbがこの東大阪市のイベント民泊で連携する形だ。

具体的には下記2点を連携の内容として紹介している。

  • 効果的なイベント民泊運営を推進するために、自宅提供者へ対しサイトへの掲載・受け入れに関するサポートを行う。
  • イベント民泊での連携の取り組みを共同で情報発信し、本取組みの認知度を向上させる。

両者は報道発表で「今後開催が予定されている大型国際スポーツイベントで増加が見込まれるインバウンド宿泊者に向け地域の魅力を世界に発信し、宿泊地周辺での経済効果の最大化を狙います」としている。

Airbnbは、ラグビーワールドカップ2019などに合わせたイベント民泊で、熊本県と連携することもこれまでに発表している。

Airbnbと熊本県、イベント民泊のホスト家庭募集でタッグ 9月下旬〜10月中旬、ラグビーW杯などに備え

■東大阪市、イベント民泊の自宅提供者を募集中

東大阪市は8月30日までの日程で、ラグビーワールドカップ2019に合わせたイベント民泊の自宅提供者を募集している。

協力者が提供する自宅は旅館業法に基づく営業許可を受けている必要はないが、応募要件として、すべての寝室に住宅用火災警報器(煙式)を設置しているなど、計10点が挙げられている。詳しくは「ベント民泊の自宅提供者を募集します|東大阪市」から確認できる。